
VOICES
先輩看護師
患者さんの気持ちに寄り添って看護をしていきます。

長岡中央綜合病院 / 2021年
佐藤亘
wataru sato
県内4年制の専門学校を卒業後、長岡中央綜合病院に就職。現在腎糖尿病、内分泌内科病棟に勤務。1年間の新人教育プログラムを終了し2年目となる。保健師の資格を活かして患者の生活指導に力を入れている。
祖父の入院がきっかけで長岡中央綜合病院に入職しました。1年間の新人教育プログラムは多岐にわたり楽しく学ぶことができました。現場ではプリセプターや実地指導の先輩に支えられて1年間を過ごしました。
学校の実習はコロナのためになかなか臨床に出られなかったので、就職した直後は不安でした。特に患者さんや大勢のスタッフとコミュニケーションをとるのに、最初は慣れませんでした。学生のうちからコミュニケーションを意識しておくといいと思います。
写真は真ん中が私、向かって左がプリセプター、右が実地指導者です。二人とも何でも相談できる頼りになる先輩です。
患者さんが少しずつ回復し、機能を取り戻していくところに看護の力を感じます

新潟医療センター / 2021年
岩崎由希乃
yukino iwasaki
新潟市内の専門学校を卒業。
急性期から回復期、緩和ケアと幅広い医療を提供している新潟医療センターで脳神経内科、脳神経外科病棟に勤務している。
1年間の新人教育研修プログラムを終え2年目としてスタートした。
現在脳神経内科、脳神経外科に勤務しています。話せない、動けない方が多く、治療やリハビリに加えて、日常生活支援が欠かせません。寝たきりだった方が、少しずつ機能を取り戻していく、その積み重ねが嬉しいです。病院には認知症サポートチームや摂食嚥下チーム、呼吸ケアチームなどの専門チームがあり、適切な助言をもらえるので、日々勉強になります。写真の右は精神科認定看護師、左は公認心理士で真ん中が私です。職場には目標にする先輩がたくさんいます。
緩和ケアで大切なのは、
患者さんが「どう生きたいか」を理解すること。

長岡中央綜合病院 外来 緩和ケア認定看護師 / 2005年入社
今井 多恵子
Taeko Imai
小千谷市出身。資格を持ち、人と関わる仕事をしたいと考え、看護学校へ。
2005年からJA新潟厚生連 長岡中央綜合病院に勤務。
10年以上産婦人科に勤務後、呼吸器センターを経て2018年に外来へ異動。同年、緩和ケア認定看護師に。
緩和ケア認定看護師の私は、専門医、臨床心理士、薬剤師、リンクナースによって構成される「緩和ケアチーム」で、がん患者・家族に向き合っています。多職種との連携など、それぞれの特性を活かし、チームとしての能力を最大限に発揮することを心がけています。
何回か会って話をした患者さんと再会した時に「会えてよかった」と言われるのは、うれしい瞬間です。この仕事で重要なのは苦痛の緩和に加え、何をしたいのかを聞き、患者さんが「どう生きたいか」を理解し、同じ方向を向くことです。「ペットに会いたい」という患者さんの希望をかなえたこともありました。緩和ケアに答えはありませんが、こんなケアができたという経験は家族の今後の人生にも役立ちます。
もともと院内の緩和ケア委員会に所属していた私は、新潟県看護協会による認定看護師の教育計画を知り、自ら希望し、半年間、研修センターで教育を受けました。その間も給料保証があり、職場に戻れる安心感もあり、研修に集中できました。
私自身も認定看護師の一年生。他のスタッフとともに患者・家族の悩みが軽減されるように、これからも向き合っていきたいと思います。
私のスキルをきちんと把握してくれる先輩たちのもとで、
日々成長しています。

長岡中央綜合病院 5階東病棟(循環器内科・血液内科) / 2018年入社
佐藤 英
Hana Sato
長岡市出身。たびたび入院をする祖父に寄り添う看護師の存在に憧れ、看護師の道へ。JA新潟厚生連の看護専門学校を経て2018年に入職。この病院に決めた理由は実習の際、先輩方が学生を気づかいアドバイスをたくさんしてくれたから。現在は血液内科チームに所属。来年度は循環器内科チーム所属予定。
私は血液内科に入院している患者さんの抗がん剤の点滴の準備や、実施、輸血、そして清拭など身の回りのお世話をしています。がん患者の方が多いため、何が不安か話を聞き、苦しかったら背中をさするなど、精神的なケアを心がけています。ベッド上生活だった人がどんどんよくなって、自分で歩いて退院される様子を見ると、やりがいを感じます。「あなたがいたから、がんばれたのよ」と言われた時には、看護師になってよかったと実感しました。
JA新潟厚生連は新人教育がとても充実していて、基礎だけでなく、輸血や、輸液ポンプの使い方などたくさんの研修で経験の幅を広げることができます。現在はプリセプターの先輩をはじめ、チームのみんなが私のスキルを把握してくれているため、安心して日々の業務に取り組むことができています。コミュニケーションがとれていて、雰囲気の明るい職場です。ワーク・ライフ・バランスも充実していて、休日は、趣味でもある読書や映画鑑賞をしたり、天気の良い日は愛犬と散歩に行きます。友人と食事に行くのも、気分転換になります。今の目標は、患者さん一人ひとりに適した声かけなど、もっと患者さんに寄り添った看護をできるようになることです。
患者さんの「ありがとう」の言葉に励まされながら、
日々の仕事に臨んでいます。

柏崎総合医療センター 東6階病棟(脳外科・内科) / 2012年入社
山崎 めぐみ
Megumi Yamazaki
柏崎市出身。祖父の往診に来てくれていた看護師が、祖父と家族の気持ちに寄り沿った言葉かけをしてくれたことから看護師の道へ。自分の生まれた病院で働きたいと考え、2012年、JA新潟厚生連 柏崎総合医療センターに入職。5年半整形外科に勤務後、現在は脳外科・内科の腎臓内科チームに所属。
私は腎臓内科の看護師として慢性期の患者さんの退院調整、透析導入の指導、糖尿病患者さんの教育指導を行いながら、点滴など入院患者さんの療養上のお世話をしています。新卒から5年間、整形外科で看護を行ってきたので最初はわからないことが多かったのですが、やさしい先輩が多く、何でも笑顔で教えてもらっています。やはり、患者さんに「ありがとう」と言われるたびに看護師になって良かったと思います。そして、病棟異動をしたことで、患者さんの気持ちに寄り添う感覚が育まれています。患者さんを看護する私が、患者さんの感謝の言葉に励まされ、背中を押されながら前へ進んでいるのだとも感じます。
入職7年目の現在は、患者さんの思いを看護に反映させることを心がけています。後輩への指導に関しては、すべては患者さんのためだということを第一に考えてもらうように指導しています。
職場は明るく、先生たちとも話しやすく、アットホームな感じで仕事をしやすいですね。今では看護師という仕事がやりがいになっています。これからも今の病棟でたくさんのことを学び、認定看護師への挑戦も視野に入れながら、経験を重ねていきたいですね。